海苔の表と裏&海苔は昔薬だった!?

こんにちは。みかんとセメントの町、

大分県津久見市出身の鶴亀の嫁、ゆうこです(*^_^*)

 

あっという間に9月も下旬。

年々、時間の経過を早く感じるのは私だけでしょうか。

プロ野球では昨日、広島がセリーグで優勝。

来月には日本シリーズが始まりますね。

 

野球といえば、試合で表と裏がありますが、

なんと!海苔にも表と裏があるんです!

 

今回の海苔トリビアは、

1 海苔の表と裏

2 海苔は薬だった!?

以上2本のトリビアを皆さまにお届けしたいと思います。

1 海苔の表と裏

まず、海苔は、和紙と同じ製法で作られています。

江戸時代に開発された製法で『海苔抄き』と呼ばれ、

現在の海苔作りでも使われています。

細断された海苔は水と一緒に海苔簾(のりす)の上で

抄きあげられます。

この時、海苔簾に接する方が「ザラザラした面」となります。

 

現在では一般的に

 

ツルツルしている面を 表、

ザラザラしている面を 裏 としています。

 

が、昔はその逆でした。

それは、海苔を抄いた後、まず先に海苔簾側から太陽へ向けて天日干ししていたからです。そのため、最初に太陽に向けた面を「表」としていたそうです。

 

現在は、製造方法も機械化しており手作業ではなく、全自動乾燥機のすのこへ海苔を流し込み乾燥させることが多くなった為、すのこに接触しザラザラになる方を「裏」とし、海苔の見た目からツルツルした方が「表」と呼ばれるようになったのだそうですよ。

 

ところで、海苔を料理に使う際に、表と裏どちらでご飯や具材を包んで良いのか迷ったことはないでしょうか?

おにぎりや巻き寿司などを作る場合は、見た目などを考慮するとザラザラした裏面にご飯を載せた方が、光沢感もあって見た目も良くなります。

また、ザラザラした裏面の方がご飯の付きも良くなりますので、とくに巻き寿司の場合は巻きやすくきれいに仕上がりますよ。

 

しかし、味付け海苔など、ご飯に直接巻いてそのまま食べるものに関しては、裏面を外側にして食べた方が、海苔のパリッとした食感も失われにくく、海苔の風味や香ばしさも際立たせてくれると言われています。

私もこの食べ方は今回調べて初めて知りました!早速試したいと思っています。

2 海苔は昔薬だった!?

昔は、やけどをしたらすぐに水で冷やして、たっぷりの水で濡らした海苔をばんそうこうのように、患部にぴったりと貼り付けて治していたそうですよ。

1枚貼り付けてもまだ痛みが強い時は、さらにその上から2枚3枚・・・と濡らした海苔を重ね貼りして患部を冷やしながら保護していたそうです。

軽いやけどならすぐに痛みが和らぎ、やけどの跡も残らなかったと言われています。

 

何となく迷信のような話ですので、改めていろいろ調べてみると、その根拠となりそうな海苔の特性が分かりました。

やけどに海苔が良いというのは、海苔の色素が熱を吸収し、やけどの毒素の発生を防ぐためだからと言われています。また、水に浸した海苔は、やけどの痛みを鎮める効果があるとのこと。

中医学の栄養学から見てみても、海苔には「固まってしまったものを柔らかくして散らす作用がある」と言われる食べ物であり、甲状腺腫など首筋に出きる腫物などにいいとされている、身体を冷やす作用が強い食べ物といわれているそうです。

もちろんこれは、医療がまだ発達していなかった頃の民間療法の一つですので、まねしないよう、やけどをしたらすぐに病院へ行ってくださいね。

今回調べてみて、自分自身知らなかったことがたくさんありました。

私たちにとってとても身近な『海苔』には、まだまだいろんな秘密が隠されているようです!?

これからも『海苔』の魅力を楽しく掘り下げていきたいと思います。

 

以上、今回のトリビアでした~♪