創業時の鶴亀

こちらのブログでは、鶴亀フーズのことをもっと皆様に知っていただくために、私たちの商品づくりへの思いやこだわり、日々の取り組みや会社の歴史などをお伝えして行きます。弊社は、鶴亀海苔時代から数えて、来年2018年に創業70年を迎えます。今回は創業当時について幸野文俊会長にインタビューを行いました。(会長インタビュー 2017年7月)

 

− 創業当時について

会長 昭和22年(1947年)に私の父・幸野盛登(ゆきのもりと)が幸野盛登商店を創業しました。当時は、大分市内でも海苔が採れていたので、父は、鶴崎・大在・坂ノ市地区の浜で海苔の買い付けを行い、それを自転車に乗せ大分県中を走り販売していました。9人兄弟の4番目として私は生まれ、創業年時は2歳でした。戦後でみんな生きるのに精一杯でした。上の子が下の兄弟の面倒をみて、畑仕事や家の仕事を手伝い、汗水垂らしていましたね。当時の私たちの楽しみは、お正月に母が作ってくれたご馳走を食べることでした。

 

− 創業者について

会長 どこの会社でも創業は大変だと思いますが、20代で創業し、海苔の買い付け、営業・販売、商品開発まで全て一人でやって朝から晩まで働いていました。家族を養うために気を張って働き続ける背中を見ていて、働くことを学んだと思います。またアイデアマンでもあり、海苔の味付け方法を研究し『おかずのり』という人気商品を作りました。

 

− 創業者に言われて覚えていること

会長 「商売のことを心配するな  一生懸命にすればなんとかなる  道が開ける」という言葉です。今でもこの言葉を大切にして、日々、仕事に取り組んでいます。

 

− 写真について

会長 坂ノ市のお祭り『万弘寺の市』に参加する前の集合写真です。自宅の横にあった工場で撮影されています。法被に『鶴亀海苔』と書かれているので、昭和43年に『鶴亀海苔 株式会社』として法人化させた時期の写真ですね。

 

 

次回、『鶴亀海苔  株式会社編』に続く