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2017.07.10

コラム

鶴亀海苔時代から鶴亀フーズの創業期についてご紹介

こちらのブログでは、鶴亀フーズのことをもっと皆様に知っていただくために、私たちの商品づくりへの思いやこだわり、日々の取り組みや会社の歴史などをお伝えして行きます。
弊社は、鶴亀海苔時代から数えて、来年2018年に創業70年を迎えます。

今回は鶴亀海苔時代から鶴亀フーズの創業期について幸野文俊会長にインタビューを行いました。(会長インタビュー 2017年7月〜9月)

鶴亀海苔創業当時について

― 創業当時について
会長:昭和22年(1947年)に私の父・幸野盛登(ゆきのもりと)が幸野盛登商店を創業しました。当時は、大分市内でも海苔が採れていたので、父は、鶴崎・大在・坂ノ市地区の浜で海苔の買い付けを行い、それを自転車に乗せ大分県中を走り販売していました。
9人兄弟の4番目として私は生まれ、創業年時は2歳でした。戦後でみんな生きるのに精一杯でした。上の子が下の兄弟の面倒をみて、畑仕事や家の仕事を手伝い、汗水垂らしていましたね。
当時の私たちの楽しみは、お正月に母が作ってくれたご馳走を食べることでした。

― 創業者について
会長:どこの会社でも創業は大変だと思いますが、20代で創業し、海苔の買い付け、営業・販売、商品開発まで全て一人でやって朝から晩まで働いていました。家族を養うために気を張って働き続ける背中を見ていて、働くことを学んだと思います。
また、アイデアマンでもあり、海苔の味付け方法を研究し『おかずのり』という人気商品を作りました。

― 創業者に言われて覚えていること
会長:「商売のことを心配するな  一生懸命にすればなんとかなる  道が開ける」という言葉です。今でもこの言葉を大切にして、日々、仕事に取り組んでいます。

― 写真について
会長:坂ノ市のお祭り『万弘寺の市』に参加する前の集合写真です。自宅の横にあった工場で撮影されています。法被に『鶴亀海苔』と書かれているので、昭和43年に『鶴亀海苔 株式会社』として法人化させた時期の写真ですね。

鶴亀海苔時代(1968年〜2005年)について

― 鶴亀海苔株式会社について
会長:昭和22年(1947年)に私の父・幸野盛登(ゆきのもりと)が「幸野盛登商店」を創業して、21年が経った昭和43年(1968年)。生産量の拡大のため、会社を大きくすべく「株式会社鶴亀海苔」が誕生しました。
会社設立前は、自宅で海苔の加工などを行なっていましたが、「鶴亀海苔」は、大量生産・大量販売ができる体制を整えるために、まず工場を建設しました。
下の写真は、その時の工場完成パーティーの様子です。当時、私は22歳で、大阪のお茶屋さんに修行に出ていましたから現場にはいなかったのですが、写真を見るかぎり、生バンドの演奏があったり、地元の有志の方もお招きして盛大にパーティーを行なったようですね。

「鶴亀海苔」時代は、スタッフが多かったです。毎年5月に開催される坂ノ市のお祭り「万弘寺の市」には、揃いの浴衣に身を包み、全スタッフで参加していました。

― 商品について
会長:「鶴亀海苔」時代は、お中元やお歳暮のギフトとして海苔が人気がありました。一番人気があった商品は瓶詰めの海苔ですね。私は26歳で、大阪のお茶屋の修行を終えて大分に戻り、「鶴亀海苔」では商品開発に携わっていました。当時はデパートからのご要望で、ご当地色を加えた「カボス海苔」を開発・販売するなど、商品アイテムの種類も多かったですね。

― 時代の移り変わりについて
会長:順風満帆に経営してきた鶴亀海苔も、時代の流れを読めず、2005年に店を締めることになりました。資金力で原料を集めれば売れた時代から、原料の供給過多の時代に移り、商品の値下がり乱売、採算割が起こり鶴亀海苔の事業が立ちいかなくなりました。
鶴亀海苔時代の苦い経験をもとに、お客様の喜んでいただける、他にない商品、競争のない商品と素干し海苔(吉四六のり)を考え、鶴亀フーズを立ち上げました。

鶴亀フーズの創業期(1998年〜2002年)について

― 鶴亀フーズ創業のきっかけ
会長:有限会社鶴亀フーズは、1998年(平成10年)10月1日に設立しました。当時、鶴亀海苔も営業を続けていましたが、経営状態は厳しく経費節減のため、また将来を見据えての社長(長男)の思いやりで、東京支店長(次男)から、三男である私に独立を勧められたことを機に、独立を決心しました。

― こだわりを持って商品を作る
会長:独立して最初に着手したのは、商品開発です。当時は海苔の生産量が100億枚を超える海苔供給過剰時代。そんな中で、どこにでもある似たような海苔商品で競争するのではなく、健康に良い、こだわりの商品を届けたいと思いました。
以前、海苔生産者から、素干しされた海苔を食べた経験や、三重大学の教授が、「海苔はペースト状にされて様々な加工をされ作らる過程で、せっかくの旨味が全部出てしまう」という話を覚えていて、自然の旨味を活かした、素干のりを作ることにしました。
現在の会社の場所を借りて、素干のり用の乾燥機を分割で買い取り、事業をスタートさせました。

― ナンバーワンよりオンリーワンの商品を
会長:鶴亀フーズで最初に「素干のり」を作ったこだわりは、鶴亀フーズ会社自体のこだわりになっています。まだ世に出回っていなくて珍しくてお客様が喜んでもらえる健康にもよい商品を作る。
ナンバーワンより、オンリーワンを目指す姿勢は、鶴亀フーズが創業20年を迎える現在でも変わっていませんね。

― 支えてくれた皆様に感謝
会長:創業時の5年間は多くの周りの皆様に支えられました。鶴亀海苔を退職した人、妻(鶴亀フーズ 社長)、娘、今は亡き母、その他、多くの周りの皆様に感謝です。今は亡き母は、「疲れるな」と言いながらも一生懸命に一緒に働いてくれていました。今ふり返れば、必死でしたが、楽しい日々でもありましたね。

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